ラオスの布を使ったがま口バッグ。LuLaLaoのFirst collectionが完成しました。世界に一枚の手織り布から一つひとつ手作業で作り上げています。ラオスの手織り布で製品を作ろうと開発を始めてから、納得のいくものを作り上げるまで時間がかかってしまいましたが、やっと自信を持ってお届け出来ました。今回は私たちの初の製品について、たくさん詰まったこだわりや製作秘話を綴っていきます。
とにかく布にこだわりました
PHED - USUFUJI / 薄藤
表布に使用しているラオスの手織り布。素材は絹と綿の混合布です。この種類の布、実はもともとストール用に織られていたものでした。ふわふわで触り心地が良いのですが、鞄にするには柔らかすぎたのです。そこで、織り子さんに織る力加減を調整してもらい、試行錯誤した結果、鞄用の布が完成しました。とはいえ、やはり手織り布なのでとても繊細。縫製の際にはほつれないように細心の注意を払いながら、一つひとつ丁寧に手作業で仕上げています。
一方、内布に日本の綿素材を使用しました。ガシガシたくさん使えるように、より耐久性の強さを重視し、馴染みのある日本のものを取り入れました。内側にはリップや手鏡などの小物が入るポケットが一つ。余計な機能を持たせずにシンプルに仕上げています。
KACHE - SHIROHANADA / 白縹
口金は一番触れる場所なので、ここも耐久性重視で日本のものを使用し、開けにくい、閉じにくいといったストレスをなくしました。シックなアンティークゴールドの色がラオスの布と良く合っています。
サイズ感と容量
今回お届けするがま口バッグのサイズは2種類。長財布も入る約24cmのがま口バッグと、ちょっとした小物を入れる約12cmのがま口mini。
まず長財布も入るサイズのがま口バッグ、実は見た目以上にたくさんの物が入ります。マチを約8cmとってあるので、財布に携帯電話に手帳に、なんと折りたたみ傘まで入ってしまうので、お出かけ時にはこれ一つで十分な大きさです。
KACHE - NAKAKURENAI / 中紅花
(お使いのものによっては入らない場合もあるのでご注意くださいね)
そして、がま口mini。その名の通り手のひらに収まるほどのミニサイズです。しかしこちらミニサイズだと侮ることなかれ、です。小銭やカード、リップ、鍵、ピアスなどこちらも結構な量の細々したものが入ります。お札も折り曲げると入るので、ちょっとしたお財布代わりにも。細々したものって、鞄の中でどうしてもいつもごちゃごちゃしてしまうんですよね。そんなときはこのminiが大きなお役目を果たしてくれそうです。ちなみに、小さなカン(輪っか)が一つ付いているので、キーホルダーにすることも出来ますよ。(キーホルダーチェーンは付属していませんのでご注意ください。)
DAO - SEIRAN / 青藍 mini
各製品の名前の由来
DAO、KACHE、PHED、SAIなど、製品の名前の頭についているこれらの単語は、ラオス語をアルファベット表記したものです。ちなみに順番に、星、鉤、ダイヤ、線を意味しており、それぞれの織り柄のモチーフになっています。また、AKAKUCHIBA、UGUISU、など後半についている名前は、鞄の色イメージを日本名で表したものです。英語表記のすぐ横に日本語も併記しています。色の日本名って本当に素敵ですよね。ラオスと日本を繋ぎたい想いからこのように製品を名付けました。織り柄には意味や込められた願いがあるので、詳細はぜひ各製品のページをご覧ください。製品情報は読みものとしても楽しんでいただけるようになっています。
2wayの使い方
24cmのがま口バッグには取外し可能なショルダーストラップが付いています。ストラップを付けて肩からかけてショルダーバッグとして、ストラップを外してクラッチバッグとして、2通りの使い方で楽しんでいただけます。ショルダーストラップは口金と合わせたアンティークゴールドの色なので、鞄のイメージを邪魔することなく上品にお使いいただけますよ。
DAO - KOKUTAN / 黒檀
がま口バッグに詰まったこだわり、いかがでしたか。私たちのパートナーであるラオスのベテランお母さんたちが、丹精込めて織った手織り布と丁寧な手作業で一つひとつ製作しています。
ちなみに、がま口は実はフランスが由来です。貴婦人の舞踏会に同行していた鞄だったそうです。口を開けたカエルに似ていることから日本では「がま口」と呼ばれるようになり、金運アップの縁起のいいものとされています。
そんな運気アップのアイテム、絹と綿の混合布がほどよいツヤ感で上品な印象を与えてくれます。いつものお出かけにも、おしゃれしたい特別な日にも、あらゆるシーンで活躍してくれます。ぜひいろんな場所へ連れて行ってあげてください。