ラオスの布ってどんな布?


私たちLuLaLaoはラオスの布をお届けしています。「ラオスの布ってどんな布?」と思った方も多いはず。日本では目にすることの少ないラオスという国の布。今回はその特徴をご紹介します。

 

■特徴その1 手織り

私たちがお届けするラオスの布の最大の特徴は手織りです。手織り布とはその言葉通り機械ではなく人の手によって織られた布。手織りと言っても実は幅広い定義があるのですが、ここでは日本の民話「鶴の恩返し」に出てくるような機織り(はたおり)を想像してください。木製の織り機でカタコト、カタコト、何メートルも布を織っていきます。時間も手間もかかる手織りは、近代化が進むにつれて効率の良い機械織りへと変わっていきました。今では日本を含め世界中で手織りの布が少なくなってきています。そんな貴重な手織りの技術がまだまだ残るラオスから手織り100%の布をお届けしています。

 

■特徴その2 個性豊かな柄

ラオスの布はその個性豊かで華やかな柄も特徴の一つです。豪華絢爛という言葉がピッタリの派手な柄。よく見てみると、実は動物や植物など個性あふれる可愛らしい柄が隠れていることがあります。ラオスは人口の約9割が仏教徒の仏教国。そのため仏教にまつわる架空の生物が描かれていることも。代表的なものでは、トリ、カエル、リュウ、花、星など。ぜひじっくり探してみてくださいね。それぞれにいろんな意味や願いが込められています。(今度じっくりとご紹介しますね)

 

■特徴その3 草木染め

東南アジアというと、ピンクや黄色など蛍光色のような鮮やかな色を想像する方も多いのではないでしょうか。たしかにラオスでも多くの女性が日本ではあまり見かけないような、派手な色を好みます。ですが一方で、実は草木染め(=天然染色)のやわらかい色もラオスの布の特徴の一つなのです。草木染めとは、化学染料を使わずに自然の植物や材料を使って色を出すこと。黒や茶色に近い渋い色も多く、日本人に馴染みがあるかもしれませんね。ラオスは手つかずの自然が多く残る緑豊かな国です。近場で採れる草木を使って糸を染めています。草木染めはどれだけレシピ通りに行っても、材料や気候の影響で全く同じ色を作り出すのはほぼ不可能に近いため、この世に二つとない色になります。植物由来のやわらかく温かい色には心を和ませる効果もありますよ。

 

ラオスの布の特徴、1手織り、2個性豊かな柄、3草木染めを紹介しました。手織りに草木染めにと、まったく同じものは作れないということがおわかりいただけたでしょうか。この世にたった一枚、あなたのためだけの布。気になる布を見つけたらそのページをぜひのぞいてみてください。その一枚のストーリーをご覧いただけます。