ラオスという国


私たちはラオスの布をお届けしています。ラオスって、日本からするとちょっとマイナーな国というイメージではないでしょうか。少なくとも人気観光地とは言えなさそうですよね(笑)。せっかくならラオスのことも知っていただきたいと思い、今回はラオスという国についてご紹介します。 

LuLaLao メコン川の夕日メコン川の夕日

ラオスってどこ?

ラオスと言うと、「ラオスってどこ?」と聞かれるのが私たちの常です(笑)。ラオスは東南アジアのインドシナ半島に位置しています。周りをタイ、ベトナム、カンボジア、ミャンマー、中国に囲まれた海のない内陸国です(長く日本に帰らないでいると海鮮が恋しくなります)。国を横断するメコン川はとても雄大で、国土の約8割が山や高原です。街の中心部を少し離れると見渡す限り山。手付かずの自然が多く残る緑豊かな国です。「東南アジア最後の桃源郷」とも言われています。

 

国の基礎データ

正式国名:ラオス人民民主共和国

面積:24万平方キロメートル

人口:約710万人(2019年)

首都:ビエンチャン

言語:ラオス語

通貨:キープ

日本との時差:-2時間

(数字データは外務省ホームページより)

 

数字だけを見ると、だいたい日本の本州の広さに埼玉県民が全員住んでいるイメージです(ちょっとわかりにくくてすみません笑)。

ラオス人はラオス語を話しますが、ラオスは多民族国家と言われ、50以上もの少数民族が暮らしています(2022年現在)。民族それぞれが言語を持つため、全く言葉がわからないということもしばしば。また通貨のキープはKIPと表記し、10,000KIP=100円です(2022年現在)。ラオスへの直行便は、以前自由に海外との往来が出来ていた頃もありませんでした。日本からだとタイやベトナムで乗り継いでラオスへ入国するのが一般的です。

 

ラオスの気候と人々

ラオスは一年を通して暑い熱帯モンスーン気候です。4月が最も暑く、40度を超える日もあります。そんな暑い気候がそうさせるのか、ラオスの人々はみんな穏やかです。暑い国の人はおおらかだとよく言いますよね。ラオス人は何があっても「大丈夫、気にしない」が口癖。遅刻をしても、失敗をしても、怪我をしても。その心の広さは見習いたいものです。

ラオスで暮らしていると、時間がのんびり流れているかのように感じます。ここだけ時の流れが違うのではないかと疑ってしまいます。何がそうさせるのか、不思議なものです。

ラオスの人々にとって最も大切なのは、家族との時間。毎食家族と食事をとるのが当たり前で、仕事のお昼休みも家に帰ってご飯を食べるほど。もちろん帰宅後も休日も家族と一緒に過ごします。

 

生活に溶け込む仏教

ラオスでは仏教がとても身近にあり、9割以上の人が仏教徒です。各村に必ず一つ以上のお寺があるため、街を歩けばあちこちにお寺が見られます。朝は5時半から托鉢に向かい、仏教にまつわる特別な日やイベントのときは必ずお寺を訪れ、お坊さんにご奉仕します。男の子はお寺で修行をしますし、結婚式や葬式などの冠婚葬祭にはお坊さんは欠かせません。オレンジ色の袈裟(けさ)を纏って街を歩くお坊さんの姿は日常の風景。ラオスの人々が穏やかなのは、仏教への信仰が深い人が多いからというのも一つの理由としてあるかもしれませんね。仏教は日本人の生活にも馴染み深いので、共感出来る部分も多くありますよ。

 

ラオスの織物だけでなく、こうしたラオスの生活や文化、日常の様子なども今後お届けしていきます。旅行に行けない今、少しでも海外を味わっていただくきっかけになれれば幸いです。「ラオスのこんなことが知りたい」なんてご要望がありましたら、お問い合わせフォームやSNSからお気軽にコメントください。