< 織り柄 >
大柄と細かい柄がはっきりと区切られた構成。大柄の方はメコン川の蛇神ナーガが大きく織り込まれています。細かい柄が集まる部分にはナーガに加えて鳥や花、植物が見られます。ナーガは昔からラオスの生活に欠かせない水の神様。ナーガが生命を与え、自然を動かすと言われており、ラオスの人々はナーガを織物にして身近に置いておくことで平和や安全を願ってきました。今ではラオスの織物に欠かせないモチーフです。この織物の中のナーガはギザギザと歯が出ています。神様という存在の脅威さを表現しています。鳥もまた神話上の生き物で、ホーンと呼ばれます。自由に空を飛ぶことから「子どもを天国から運んでくる」と子宝への願いが込められています。また花や植物には豊かな実りや子宝、幸運への願いが込められています。
<染め>
一部の糸が草木染めで染められています。ベースの黒に近い色はラオスの藍で何度も染色を重ねた濃藍色です。ビビッドな赤、オレンジ、黄色、青、緑をラオスの藍色がまとめあげています。このカラフルな色合いと大きな柄の組み合わせは織り子さんの経験とセンスの賜物です。ラオスの特徴ある織物とはひと味違う、なかなかお目にかかれないユニークで斬新なデザインの一枚です。
主な材料:藍
< 制作 >
ラオス ルアンパバーン
織り子さんが約2ヶ月かけて織り上げました。
左右に太めの縁があるデザインです。両端にはタッセルが付いています。タッセルは紙でカバーされているため、取り外してご使用ください。
< SPEC >
素材:絹100%
206cm×75.5cm(タッセル部分含まず)
タッセル7cm
重量 355g
<ご購入時の注意点>
※3枚目のイメージは半分に折った状態です。左側が折り目になっています。
※お使いのモニター設定、お部屋の照明等により実際の商品と色味が異なる場合がございます。
※手織りのため、部分的にサイズに数センチ程度誤差がございます。ご了承ください。
織り上げた状態でお届けするため、地直し等は行なっておらず、たたみじわがついております。ご了承ください。アイロンをかけていただくことで、しわは取ることが出来ます。地直しや水通しについてはこちらをご覧下さい。
本製品は絹糸を使用しています。お取り扱いやお手入れなどに関しては、こちらをご覧下さい。